庭を作る場合は天然芝と人工芝どちらがいい?
家の敷地に広い庭があったとしたら、芝生を植えたいと思う人も多いはずです。青々とした芝生は、見ているだけで気持ちが癒されるものです。ご存知のように芝生には、天然芝とナイロンやポリプロピレンでできた人工芝があります。どちらを植えるかということは悩むところでもありますが、まずは両方のメリットとデメリットをチェックし、より家庭に合った方を選ぶと良いでしょう。
そこで気になるのが費用ということですが、一見天然芝の方が高くつくのではないかと思われがちですが、実は人工芝の方が施工費用が高くつくということを、まずは覚えておいてください。天然芝は手入れ次第で長持ちし、張替えも部分的に行うことが可能です。一方人工芝は、大体10年毎ぐらいに全体的な張替えが必要となります。その際にはまた、最初と同じぐらいの費用が発生してしまうことは、忘れてはいけないポイントです。それから、管理というポイントから選択するのも重要なことです。天然芝は1年中同じ色をしているという訳でなく、季節感を感じることができます。しかし、天然であるが故に当然成長していきます。常に心を癒してくれる美しい状態を保つのであれば、維持するためにはそれなりのお手入れが必要です。
春から夏にかけては無い月芝刈りをしなければばらないし、暑い夏の間は毎日の水やりも不可欠となります。また、天然芝には害虫がつくというという問題も忘れてはいけません。害虫の発生をそのまま放置しておくと、せっかくの芝がまだらに枯れてしまうなどの被害に遭うこととなってしまうでしょう。
その点人工芝は、手入れという観点から考えると意地をするのが非常に楽だと言うことが出来ます。汚れが気になる部分を洗う程度でいつも変わらない青さを保ってくれます。ただ、いくらほとんど手入れは必要ないと言っても太陽の光が当たるため次第に劣化するため、10年ぐらいで寿命が尽きて張替えが必要です。
庭を造る際の芝生にどちらを選ぶかということは、どれだけ手入れに時間を掛けられるかということが大きなポイントとなるのではないでしょうか。共働きで日中はほとんど誰もいないような家庭であれば、人工芝は維持するのが簡単なのでおすすめ出来ます。反対に、日中も誰かが家にいて芝生の手入れも時間があるし苦にならないと言うのであれば、手触りも優しい天然芝を植えることを考えても良いでしょう。自分の家庭状況と照らし合わせて選択すれば、後悔することもないはずです。